LPガスの良さを伝える

LPガスとオール電化について

環境を考えるなら、やっぱりLPガスです。電気は発電所から電線で運ばれるまでに投入エネルギーの6割も消えてしまいます。その点、LPガスは使用する場所で100%使われます。また、LPガスは石油に比べ燃焼時のCO2の排出量が少なく環境にやさしいエネルギーです。一方の電気は、発電に天然ガスばかりでなく大量の石油や石炭を燃やしますから、カロリーあたりのCO2の排出量はLPガスよりも多いのです。さらに、発電電力量の3割(2006年度)を占める原子力発電は永久に消えない核のゴミを出すなど、環境面では問題の多いエネルギーといえます。

ガスvs電気 環境にやさしいのはどっち?
Q 「オール電化は環境にやさしい」と宣伝されてるけど。
A

それは電力会社側からの一方的なPRで、市民団体からは反対に“オール電化は省エネ、地球温暖化防止に逆行している”とのアピールが相次いでいます。その内容は「電気は発電所や送電の途中で60%ものエネルギーをロスするので、ガスに比べ環境負荷が大きい」「IHのみならず、電温を含む電気式給湯器も環境負荷を高める」「実態として火力電力が用いられるオール電化は時代に逆行している」(※1)「オール電化住宅ではCO2排出量が増え、増加分は東京電力の場合で7割にもなる」(※2)といった厳しい指摘です。
(※1)市民団体CASA(NPO 地球環境と大気汚染を考える全国市民会議
(※2)非政府組織の環境団体・気候ネットワーク

Q 電力会社とガス業界とで見解が異なるのはなぜ?
A

例えばCO2の排出についても算出の根拠が異なり、電力陣営は家の中だけのCO2の排出量で比較し、発電・送電ロスを考慮しません。また、電力需要が増えると比例して増える、CO2排出量の多い火力発電を過小化し、原子力、水力、火力などを合算して算定しています※。もともと、そのエネルギーが「どう環境にやさしいのか」の比較は、実はとても微妙で難しいといえます。電力に都合の良いデータばかりをPRする電力会社に対して、非政府組織の環境団体・気候ネットワークは「電気はロスの多いエネルギーである。電気が環境にやさしいエネルギーというのであれば、電力会社は自然エネルギーの風力発電を世界水準の10%以上に増やすべきです」と指摘しています。
※全電源平均係数

LPガスの特徴
  1. LPガスの安全性
    LPガスは安全です。
    ご家庭には、地震や異常使用時にLPガスを止めるマイコンメータやガス漏れを知らせる警報機が取り付けられています。また、ガス器具にも、立ち消えや加熱防止、不完全燃焼防止などの安全装置が標準で取り付けられていて、二重三重の安全が守られています。
  2. LPガスのエネルギー特性
    LPガスは火力が強く、クリーンです。
    設置が簡単で、しかも高カロリーで火力が強いのがLPガスの特長です。また、地球環境にやさしいクリーンエネルギーです。
  3. LPガスの緊急時対応力
    LPガスは災害時にも活躍する分散型エネルギーです。
    電力会社は屋内の断線等で電気製品が使えない状態でも、軒先に電気が届いただけで復旧を宣言します。一方、LPガスの復旧はガス器具が使える状態になったことを指します。過去の大地震では電線や屋内配線の寸断で復旧に手間取った電気に比べ、LPガスはいち早く復旧し二次災害も発生していません。さらに、移動と設置が簡単なため避難所等でも活躍し、大災害や緊急事態に備えた公共施設などへの常設が進んでいます。
  4. LPガスの経済性
    家族構成や使用時間が変化しても経済的です。
    必要な時に必要な量のお湯や熱をつくるガス器具なら、例えば5年後、10年後に使用量が変化しても無駄はありません。湯沸器や暖房機はふつう10年以上使うつもりで買います。10年の間には家族構成や使用時間も変わりますが、電気温水器などのオール電化の設備は、最大使用時を想定して機器をそろえなければなりません。お子さんが成長しシャワーなどでお湯をたくさん使う時に合わせて購入すると、将来お子さんが独立したときには無駄な設備となります。
  5. LPガスの便利性・快適性
    お料理も、身体にやさしい暖房も、みんなガスがお勧めです。
    キッチン:炒めものも焼きものも、煮ものも蒸しものも、ガスコンロなら量の多少にかかわらず上手においしく料理ができます。
    お風呂:ガス給湯器なら、いつでも必要な時に必要なだけお湯が使えます。
    暖房:ガスファンヒーターは“スイッチ・ポン”ですぐに暖まります。ガス温水式床暖房は、身体にやさしいふく射熱の暖房です。

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