LPガスと都市ガスと違い LPガスと都市ガス、どこが違うの? LPガスと都市ガス、主な違いは「成分の違い」と「供給のされ方の違い」があります。 LPガス 都市ガス 成分 ブタン、プロパンなどを主成分に持つ液化石油ガス。 メタンを主な成分に持つ天然ガス。 供給方法 ボンベの形で出荷され、消費する場所に設置します。パイプラインは不要です。 水道と対比すれば「ペットボトルの水」のようなものです。 ガスの供給設備から家庭やビルといった消費する場所まで地中に設置したパイプラインを通ります。 水道と同じような供給方法です。 その他 比較 設置したボンベの容量が空になればそれ以上は燃やすことができません。 ボンベを入手すればどこでも使うことができます。 全国全て同じ規格で作られていますのでLPガス対応の器具であればすべて使えます。 都市ガスはガスの供給設備が空になるまで連続して燃やすことができます。 イベント会場や屋台などで使うことはできません。 5A 5B 5C 6C 12A 13Aなどの規格があるため、器具を購入・設置する際はガスの種別をよく確認する必要があります。 ポイント 供給方法の違いから、災害時に強いのはLPガスです。 災害に強いライフラインはLPガス 地震大国の日本、備えは万全でしょうか? 被災地で一番早く復旧したライフラインはLPガスです。 地中に設置したパイプラインを通ってくる「都市ガス」と比べ、ボンベ供給型の「LPガス」は、震災後の点検が容易で復旧が早いために、すぐにガスの使用を再開できます。 【新潟県中越沖地震におけるライフライン復旧グラフ】 (出所:(株)石油化学新聞社) 2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震では、約1万のLPガス世帯が被災しましたが、事業者による迅速な安全確認や復旧作業によってそのほとんどが当日中に復旧し、1週間後には復旧宣言が出されました。また、輸入基地や充てん所等の供給施設も、点検後翌日早朝に出荷を再開しています。 (画像クリックで拡大します) 都市ガスって公共事業ですか? 都市ガスは公共事業ではありません。 都市ガスという名前から、水道や電気と同じ公共事業のように思われがちですが、営利目的の一民間企業が行っております。 ここがポイント LPガスにするか、都市ガスにするかは、お客様ご自身で決められるのです。 都市ガスに比べて、LPガスには下記のようなメリットがあります。 地元の販売会社が責任管理をしているため、トラブルに早急に対応 ガス供給からガス機器のメンテナンスまで安心して任せられる 災害時の復旧が早いエネルギー (画像クリックで拡大します) 都市ガスへの切替えは義務ではありません 「家の前までガス管が来たら、都市ガスへ切替えないといけないの?」 とお悩みの方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。 今まで通りそのままプロパンガスをお使いいただけます。 ここに注意 都市ガスに替えてしまうと、LPガス用の器具が今までどおり使えません。 ガスの切替え工事以外にも、余分な費用がかかってしまいます。 (画像クリックで拡大します) 東海地震がやってきたら・・・ 東海地震がやってきたら、多治見市に被害が無くても都市ガスの供給は止まる!? 都市ガス 災害時の復旧が遅い 完全復旧まで約3ヶ月必要 数百、数千単位で埋設配管等の安全確認が必要なため、復旧に時間がかかります。 LPガス 災害時の復旧が早い わずか1週間で復旧可能 1戸ごとの個別供給なので点検修理が短時間で済み、迅速な復旧が可能です。 LPガスであれば災害時に炊出し・発電が可能です。 LPガスとくらべてみて 2021多治見ガスまつり紙上展示会 御礼 ガスコンロとIHヒーター 関連記事一覧 LPガスの良さを伝える エコジョーズとエコキュート ガスコンロとIHヒーター