地球環境問題に答えるLPガス

地球が抱えている環境問題

化石エネルギーによる環境汚染は、その発生源地域の環境問題にとどまらず、地球環境全体に影響を及ぼすことが分かっています。
その地球環境問題の主だったものは、次のとおりです。

  1. 二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスによる地球温暖化
  2. フロンガス等に起因するオゾン層破壊に伴う紫外線増加による皮膚癌の誘発等
  3. 煤煙などの浮遊性粒子状物質(SPM:Suspended Particle Matter)等による呼吸器系の疾病
  4. 亜硫酸ガス(SO2)等が作る酸性雨による森林の破壊や湖水内動植物の死滅
  5. 窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)を起因とする光化学スモッグ(オゾン・過酸化物質)による目や喉等への痛み

これらの地球環境問題は、世界全体で早急に解決しなければならない課題として、取り組みが始まっています。

地球環境問題に応えるLPガス

地球環境問題への対応は、二酸化炭素の削減やエネルギーに含まれる有害物の除去・改質及び回収、並びに省エネを行うことなどの対策とともに、利用に応じてエネルギーを選択することも重要です。
LPガスは、次の特性から分かるように、地球環境問題を早期に解決・緩和できると期待されているエネルギーであり、日本に暮らす人々の最も身近にあるエネルギーと言えます。

LPガスの優れている点は、次のとおりです。

  1. 燃焼による排ガス中のCO2量は、石油や石炭に比べて非常に少ない
  2. LPガスには硫黄分の含有量がほとんどなく、窒素も含まれていない
  3. ススや灰分を出さない
  4. オゾン層破壊の心配がない

また、LPガスは小さな容器で大きなエネルギーを運べるという特徴があるので、液体のまま家庭、商店、LPG車、工場等に運び、気体にして利用します。また、カセットボンベ、ライター、スプレーなどにも、持ち運びに便利なLPガスの特性が活かされ利用されています。

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